(EU-C341) 財政学

【一橋大学経済学部・2002年度・夏学期】

【時間】 月曜・2限,水曜・2限(10:35−12:05) 【教室】 第1講義棟・301番講義室 【単位】 4単位

【担当】 経済学部・教授 岩本 康志 【オフィスアワー】 毎週木曜日14時−15時,第2研究館229号室(都合でキャンセルする場合があります。 こちら で確認してください)

【TA】 宮崎智視(ged2214@srv.cc.hit-u.ac.jp) 【オフィスアワー】 毎週水曜日13時−14時,第2研究館710号室


期末試験の採点が終わりました。8月31日までの間で教務課ホールで返却しています。(2002年8月21日)

成績評価について訂正します。期末試験不受験者は,欠席(−)に変更します。一橋大学の規則を熟知していなかったため,8月19日掲示ではD評価にしていました 。それ以外の変更はありません。(2002年8月21日)

成績の集計ができました。受講者の成績については,岩本研究室前に掲示をしています。(2002年8月16日)

解答・採点方針は ここ からダウンロードできますので,参照してください。採点表は,期限の8月21日(水)に教務掛に提出します。期末試験の採点,得点集計への問い合わせは,19日(月)・21日(水)の3時〜4時に岩本研究室にて受け付けます。この時間に都合のつかない者は,TAの宮崎君にメールでアポイントメントをとって,問い合わせてください。 (2002年8月19日)

期末試験の平均点は34.8点でした。
期末試験受験者(91名)の最終的な平均点は66.4点でした。
成績評価は,当初予告した宿題・試験の合計点にもとづき,
 A 75点以上 (24名)
 B 74〜65点 (29名)
 C 66〜55点 (28名)
 D 54点以下 (10名)
とします。
[成績評価についての説明]
 当初の予告では,合否判定は絶対評価,合格者の評価は相対評価(中位者をBとする)としていました。
 まず,合否基準として60点が妥当かどうかを検討するために,宿題・試験合計点が50点台の者の期末試験の答案をあらためて見直しました。期末試験で30点以上をあげている者も多く,60点台の者と質的に大きく離れていないようでした。成績分布を見ると,59点から56点までの間に14名が集まっていますが,それ以下は52点が1名,50点が1名となっており,ここに断層が見られます。以上から,合否の基準を55点にしました。
 つぎに合格者の分布を検討した結果,A・B・Cをほぼ均等に割り振ることにしました。Aは合格者の3分の1以内となる点数で設定しました。
[採点・成績に対する問い合わせ]
 採点表は,期限の8月21日(水)に教務掛に提出します。期末試験の採点,得点集計への問い合わせは,19日(月)・21日(水)の3時〜4時に岩本研究室にて受け付けます。この時間に都合のつかない者は,TAの宮崎君にメールでアポイントメントをとって,問い合わせてください。

 足を負傷してしまい,成績の集計が当初の予定より遅れてしまい,問い合わせに十分な時間がとれなくて申し訳ありませんでした。(2002年8月16日,21日訂正)


宿題#1の問4は2を正解としましたが,問題文が不適切であったため,正解のない出題となってしまいました。出題ミスをお詫びいたします。
問4は全員正解とします。5月27日に返却された宿題で問4が不正解とされた者に対して,採点の修正(1点加算)をおこないます。修正を受けたい者は,TA(宮崎君)にオフィスアワー時に提示してください。

授業の予定(2002年7月9日)

 当面の予定は以下の通りです。
内容
対応する教科書(Stiglitz)の章番号
 休講  4/10(水)   ゼミ選考のため休講

4/15(月) 序論 講義ノート(PDF file
4/17(水) 財政の現状 講義ノート(PDF file 図説日本の財政(T3,U1)
4/22(月) 市場の効率性,社会的選択 講義ノート(PDF file 3,5
4/24(水) 取引費用,外部性 講義ノート(PDF file 4,9
宿題#1 4/24(水)出題 5/13(月)提出 宿題#1(PDF file
 休日  4/29(休)   みどりの日

 休講  5/1(水)   休講

 休日  5/6(休)   振り替え休日

 休講  5/8(水)   体育大会のため休講

5/13(月) 公共財,公共提供 講義ノート(PDF file


宿題#1 提出 宿題#1・解答(PDF file
5/15(水) 費用便益分析 講義ノート(PDF file 11
5/20(月) 公共選択 講義ノート(PDF file
5/22(水) 公企業,規制,自然独占 講義ノート(PDF file
5/27(月) 政府介入の基準 講義ノート(PDF file 10
10 5/29(水) 財政投融資 講義ノート(PDF file 図説日本の財政(U2)
中間試験 6/3(月)
中間試験・問題(PDF file



中間試験・解答(PDF file
11 6/5(水) 公共事業 講義ノート(PDF file 図説日本の財政(V5)
12 6/10(月) 年金 講義ノート(PDF file 図説日本の財政(V3)
13 6/12(水) 医療 講義ノート(PDF file 図説日本の財政(V3)
14 6/17(月) 税の帰着 講義ノート(PDF file 17,18
15 6/19(水) 超過負担 講義ノート(PDF file 19
16 6/24(月) 最適課税 講義ノート(PDF file 20
17 6/26(水) 資本への課税 講義ノート(PDF file 21
宿題#2 6/26(水)出題 7/3(水)提出 宿題#2(PDF file
18 7/1(月) 所得税 講義ノート(PDF file ) 図説日本の税制(3.2,4.2)
19 7/3(水) 法人税,資産課税 講義ノート(PDF file 図説日本の税制(3.3,3.4)


宿題#2 提出 宿題#2・解答(PDF file
20 7/8(月) 消費税,租税回避 講義ノート(PDF file 図説日本の税制(3.6)
21 7/10(水) 財政赤字 講義ノート(PDF file 28
22 7/15(月) 財政政策 講義ノート(PDF file
23 7/17(水) 地方財政 講義ノート(PDF file 26,27
24 7/22(月) 行政改革,地方分権 講義ノート(PDF file
期末試験 7/29(月)
期末試験・問題( PDF file




期末試験・解答( PDF file


講義要綱(2002年3月8日)

【講義内容】
現代の資本主義経済において,政府は大きな役割を果たしている。この講義では,政府が市場経済に介入する根拠(「市場の失敗」)を理解することから出発して,財政(政府支出および財源調達)の実体や望ましい在り方について,ミクロ経済学・マクロ経済学の分析手法を用いながら議論していく。

【使用するテキスト】
講義は,
Joseph E. Stiglitz, Economics of the Public Sector, 3rd Edition, New York: W. W. Norton, 2000
加藤治彦編,『図説日本の財政 平成13年度版』,東洋経済新報社,2001年
池田篤彦編,『図説日本の税制 平成13年度版』,財経詳報社,2001年
をもとにしておこなう。
受講者は,英語が負担である場合には,旧版の翻訳である
スティグリッツ,『公共経済学』(上・下),東洋経済新報社,1996年
で代用するか,3(4)冊を買い揃える余裕がない場合は,
井堀利宏,『財政(第2版)』,岩波書店,2001年
等の適当な財政学の教科書で代用することも可能である。

【他の授業科目との関連】
「基礎ミクロ経済学」,「基礎マクロ経済学」をすでに履修していること。
「公共政策論」,「地方財政」,「公共経済学」を履修するには,この科目をすでに履修していることが前提となる。

【成績評価の方法】
宿題(20%),中間試験(30%),期末試験(50%)で評価する。合否判定は絶対評価,合格者の評点は相対評価(合格者の中位値をBとする)でおこなう。

【受講生に対する希望】
試験前の一夜漬けで合格できる科目ではないので,継続的に勉強することが必要である。

【その他】
授業中の私語・携帯電話等,他人の迷惑となる行為は厳禁する。


中間試験の実施要綱(2002年5月20日)

6月3日(月)・2限(10:35−12:05)に第1講義棟・301番・304番講義室の2室を使用しておこないます。
学籍番号の末尾数字が奇数の者は301番講義室で,偶数の者は304番講義室で受験してください。
持ち込み不可。
出題範囲は,4月15日(月)から5月29日(水)までの授業に対応する内容。
追試験はおこないません。やむを得ない理由で試験を受けられなかった者は,理由を証明する書類を岩本まで提出してください(期末試験の点数を6/5倍することで,10点分について救済措置をとります)。
その他の実施要綱は,教場試験の要綱にしたがいます。