第1回 医療経済学研究会議

 わが国の医療経済学の研究は近年飛躍的に充実しましたが,現代社会での医療の問題はさらに深刻さを増してきています。社会の要請にこたえ,医療経済学の 研究水準をさらに高めることを目的として,研究者が毎年1回定期的に集う研究会議を立ち上げます。

日時 2001年12月21日(金)

時間 9時-17時

場所 キャン パスプラザ京都 (京都市大学のまち交流センター)

〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る(JR京都駅ビル駐車場西側)

プログラム

 9:00-9:10 Registration

 9:10-10:10 Session 1
報告者:熊谷成将(福山大学)
「医療扶助の効率性と健康水準」
討論者:赤井伸郎(神戸商科大学)

 10:20-11:20 Session 2
報告者:安部由起子(亜細亜大学)
「The Effectiveness of Financial Incentives in Controlling the Health Care Expenditure of the Aged」
討論者:澤野孝一朗(琉球大学)

 11:30-12:30 Session 3
報告者:山田武(千葉商科大学)
「医薬品開発における期間と費用:新薬開発実態調査に基づく分析」
討論者:山田直志(筑波大学)

 13:40-14:40 Session 4
報告者:近藤康之(富山大学)
「重複受診の現状と要因分析」
討論者:遠藤久夫(学習院大学)

 14:50-15:50 Session 5
報告者:伊藤ゆかり(大阪大学)
「医療機関での電子カルテ利用とその導入行動」
討論者:金子能宏(国立社会保障・人口問題研究所)

 16:00-17:00 Session 6
報告者:菅原琢磨(学習院大学)
「介護保険サービスの利用意向に関する計量的分析:品川区,松山市における在宅要介護高齢者アンケートを用いた分析」
討論者:西村周三(京都大学)

各セッションは,報告30分,討論10分,一般討論20分

運営委員

京都大学経済研究所
岩本 康志

大阪大学社会経済研究所
大日 康史

 この会議は,科学研究費補助金特定領域研究(B)「経済制度の実証分析と設計」(2000~2005年度)からの資金で運営されます。上記プロ ジェクトが打ち切られない限り,5年間は当会議を継続的に開催する予定です。