(5123090) 医療政策

【東京大学公共政策大学院・2009年度・冬学期】

【時間】 月曜・2限(10:20−12:00) 【教室】 第2本部棟・第8演習室 【単位】 2単位

【担当】 公共政策大学院・経済学研究科・教授 岩本 康志
【オフィスアワー】 木曜・16時−17時月曜・14時−15時。変更される場合がありますので,こちら で確認してください。


試験は,1月25日(月)10時20分から,赤門総合研究棟・経済学部第7演習室(1階)でおこないます(2010年1月18日)

下の授業予定で,12月21日(月)授業分が抜けていましたので,修正しました(2009年11月30日)


授業の予定(2010年1月18日)

内容 備考
1 10/5(月) 医療サービスの需要 (1) 教科書・第2章
休日 10/12(月)  体育の日  
2 10/19(月) 医療サービスの需要(2) 教科書・第2章
3 10/26(月) 医療サービスの需要 (3) 教科書・第2章
4 11/2(月) 保険の基礎  
5 11/9(月) 医療保険のモラル・ハザード (1) 教科書・第4章
6 11/16(月) 医療保険のモラル・ハザード (2) 教科書・第4章
7 11/23(月) 医師誘発需要 (1) 教科書・第3章
8 11/30(月) 医師誘発需要 (2) 教科書・第3章
9 12/7(月) 逆選択 教科書・第4章 
10 12/14(月) 人口高齢化と医療・介護保険 (1) 教科書・第11章
11 12/21(月) 人口高齢化と医療・介護保険 (2) 教科書・第11章
休日 1/11(月)  成人の日  
12 1/18(月) 介護保険 教科書・第12章
  1/25(月) 定期試験 赤門総合研究棟・経済学部第7演習室


使用文献


講義要綱(2009年4月1日)

【内容・進め方・主要文献等】
 医療・介護サービスは,排除性も排他性ももつ私的財である。
その供給を市場にまかせずに,政府が介入する第1の理由はアクセスの平等を保つためである。
第2に,情報の非対称性に対処し,医療の質と安全を確保するためである。
また,高齢期に発生するこれらのサービスの需要にかかるリスクを世代間所得移転で分散させているが,少子・高齢化の進行によって,財源調達が困難になるという問題点が生じている。
 このような認識をふまえて問題意識から,医療・介護に対して必要な政策についての経済学的な考え方を講義する。
 以下のような内容をとりあげる予定である。
医療費の適切な水準
医療保険
介護保険
サービス提供体制の改革
将来予測


【教材等】
漆博雄編『医療経済学』,東京大学出版会


【成績評価の方法】
期末試験(60%),レポート(1回,30%),授業での発表・平常点(10%)で評価する。