(23120) 医療政策

【東京大学公共政策大学院・2006年度・冬学期】

(503-09,513-05) 財政理論

【東京大学大学院経済学研究科・2006年度・冬学期】

【時間】 木曜・2限(10:20−12:00) 【教室】 経済学研究科第7演習室 【単位】 2単位

【担当】 公共政策大学院・経済学研究科・教授 岩本 康志 【オフィスアワー】 木曜・16時−17時。変更される場合がありますので,こち ら で確認してください。


12月21日(木)の授業は,22日(金)2限に変更します。教室は通常通り第7演習室です。(2006年12月15日)

合併科目のため,経済学研究科の開講時期に合わせ,10月12日に開講します。年度初の予定では,10月5日開講となっていましたが,訂正します。(2006年10月3日)


授業の予定(2006年12月15日)

内容
備考

10/12(木)
医療サービスの需要(1)
参考資料(PDF file
教科書・第2章

10/19(木)
医療サービスの需要(2)

教科書・第2章

10/26(木)
医療保険のモラル・ハザード

教科書・第4章

11/2(木)
医師誘発需要(1)

教科書・第3章

11/9(木)
医師誘発需要(2)

教科書・第3章

11/16(木)
逆選択(1)

教科書・第4章
 休日
11/23(木)
 勤労感謝の日



11/30(木)
逆選択(2)

教科書・第4章

12/7(木)
医療保険制度



12/14(木)
人口高齢化と医療・介護保険(1)


10
12/22(金)
人口高齢化と医療・介護保険(2)
授業日時の変更に注意。教室は通常通り,第7演習室。
11
1/11(木)



12
1/18(木)



13
1/25(木)




使用文献


講義要綱(2006年4月3日)

【内容・進め方・主要文献等】
 医療・介護サービスは,排除性も排他性ももつ私的財である。その供給を市場にまかせずに,政府が介入する第1の理由はアクセスの平等を保つためである。第2に,情報の非対称性に対処し,医療の質と安全を確保するためである。また,高齢期に発生するこれらのサービスの需要にかかるリスクを世代間所得移転で分散させているが,少子・高齢化の進行によって,財源調達が困難になるという問題点が生じている。
 このような認識をふまえて問題意識から,医療・介護に対して必要な政策についての経済学的な考え方を講義する。
 以下のような内容をとりあげる予定である。
医療費の適切な水準
医療保険
介護保険
サービス提供体制の改革
将来予測


【教材等】
漆博雄編『医療経済学』,東京大学出版会


【成績評価の方法】
期末試験(60%),レポート(1回,30%),授業での発表・平常点(10%)で評価する。