マクロ経済学V (Macroeconomics III)

テーマ:少子・高齢化の経済学 (Economics of Aging)

【京都大学大学院経済学研究科・2001年度通年】

【時間】 水曜・4限(14時45分〜16時15分) 【教室】 経済研究所第2共同研究室(1階) 【単位】 4単位

【オフィスアワー】 月曜2時〜3時 (事前のアポイントメントは必要ありません)

【担当】 経済研究所・助教授 岩本 康志


ホームページの注意

 スケジュール・授業予定は,必要に応じて改訂します。
 原則として,1週間前までに予習項目の指示をします。授業を受けるまでに,必要な予習をしておいてください。
 講義ノートを必要とする場合には,原則として,授業の前日までに掲示します。各自でダウンロードしてください。

(2001年12月19日改訂)

【スケジュール】

後期
 
Week Workshop Office Hour
1 October 3 (Canceled)
2 (Canceled) October 15
3 October 17 October 23 (Tue)
4 October 24 October 30 (Tue)
5 October 31 November 5
6 November 7 November 13 (Tue)
7 (Canceled) November 19
8 November 21 (Canceled)
9 (Canceled) December 3
10 December 5 December 10
11 December 12 December 18 (Tue)
12 December 19 December 25
13 January 9 January 15 (Tue)
14 January 16 January 21


(2002年2月1日改訂)

【授業予定】

後期

第1回(10月3日) 発表者 岩本
Iwamoto - Kishida,"An Estimation of the Price Elasticity of Medical Care Demand"
第2回(10月17日) 発表者 高畑
Joshi-Marcran-Dex, "Employment after Childbearing and Women's Subsequent Labour Force Participation"
第3回(10月24日) 発表者 東方
Klasen, "Does Gender Inequality Reduce Growth and Development?"
第4回(10月31日) 発表者 星野
Hamilton, "HMO Selection and Medicare Cost"
第5回(11月7日) 発表者 手島
Borjas, "The Economic Analysis of Immigration" (レジュメ,PDF file
第6回(11月21日) 発表者 岸田
Chatterji-Markowitz, "The Impact of Maternal Alcohol and Illicit Drug Use on Children's Behavior Problems"
第7回(12月5日) 発表者 塩津
塩津,「保育所民営化に関する一考察」
第8回(12月12日) 発表者 佐野
佐野,「世帯構造別高齢者世帯の経済実態」
第9回(12月19日) 発表者 渡辺
渡辺,「医師の薬剤処方に関する分析」
第10回(1月9日) 発表者 町北
Machikita, "Marital Sorting and Mass Production of Educated : Social Stratification in Japan"
第11回(1月16日) 発表者 宮崎
宮崎,「公的年金と高齢者就業」



前期分の掲示

【スケジュール】
 
Week Lecture Office Hour
1 April 18 April 23
2 April 25 May 1 (Tue)
3 May 2 May 7
4 May 9 May 14
5 May 16 May 22 (Tue)
6 May 23 May 28
7 May 30 June 4
8 (Canceled) (Canceled)
9 June 13 June 18
10 June 20 June 25
11 June 27 July 2
12 July 4 July 9
13 July 11 July 17 (Tue)
14 July 18 July 25 (Wed)

【授業予定】

第1回(4月18日) Course Matter,序論
予習 第1回の授業では,必要な予習項目はありません。
講義ノートPDF file
第2回(4月25日) 出産・結婚行動
予習 参考書・第1章を事前に読んでおくこと。
講義ノートPDF file
講義ノート・5頁のみPDF file) 上段のファイルで,5頁で「復元無効」のエラーを起こすという指摘がありましたので,5頁のみのファイルも用意しました。これもエラーを起こす場合は,授業時に印刷出力を配布します。
第3回(5月2日) 「出産・結婚行動」の積み残し,少子化対策の有効性(1)
予習 参考文献「少子化対策として何が必要か」(第2回に配布)を事前に読んでおくこと。
参考文献に準拠して授業しますので,今回は講義ノートの配布はありません。
第4回(5月9日) 少子化対策の有効性(2)
予習 参考文献「育児支援策の結婚・出産・就業に与える影響」(第3回に配布)を事前に読んでおくこと。
参考文献に準拠して授業しますので,今回は講義ノートの配布はありません。
第5回(5月16日) 「少子化対策の有効性」の積み残し,労働力人口の将来予測
予習 参考書・第2章と参考文献「2020年の労働力人口」(第4回に配布)を事前に読んでおくこと。
参考文献に準拠して授業しますので,今回は講義ノートの配布はありません。
第6回(5月23日) 「労働力人口の将来予測」の積み残し,「人口高齢化と所得分配」
予習 参考文献「所得不平等化の背景とその政策的含意」(第5回に配布)を事前に読んでおくこと。
講義ノートPDF file
第7回(5月30日) 「労働力人口の将来予測」・「人口高齢化と所得分配」の積み残し
予習 参考書・第3章と下の「関連リンク集」にある「人口減少下の経済に関する研究会」中間報告書のポイントをダウンロードして事前に読んでおくこと。
参考書・参考文献に準拠して授業しますので,今回は講義ノートの配布はありません。
第8回(6月13日) 少子・高齢化のマクロ的影響
予習 参考文献「An Aging Society: Opportunity or Challenge?」(第7回に配布)を事前に読んでおくこと。
第9回(6月20日) 少子・高齢化と公的年金(1)
予習 参考書・第4,5章を事前に読んでおくこと。
講義ノートPDF file
第10回(6月27日) 少子・高齢化と公的年金(2)
予習 参考書・第4,5章を事前に読んでおくこと。
第11回(7月4日) 高齢者の就業と公的年金
予習 参考書・第8章と参考文献「在職老齢年金制度と高齢者の就業行動」,「高齢者の引退行動と社会保障資産」(第10回に配布)を事前に読んでおくこと。
第12回(7月11日) 人口高齢化と医療費
予習 参考書・第9章と参考文献「人口高齢化と医療費」(PDF fileでダウンロード可)を事前に読んでおくこと。
講義ノートPDF file
後期には各受講者に1回程度発表してもらう予定です。その内容について授業時間中に打ち合わせします。
第13回(7月18日) 前期授業の復習



関連リンク集(2002年2月1日改訂)

 

講義概要の内容(2001年3月29日改訂)


【講義についての必要な予備知識】 大学院基礎科目の「ミクロ経済学」,「マクロ経済学」,「計量経済学」をすでに履修したか,同時履修を前提とする。

【評価の方法】 平常点と期末に課す小論文(8000字程度)を基準にする

【テキスト・参考文献】 参考書:八代尚宏『少子・高齢化の経済学』東洋経済新報社。

【授業計画】
 少子・高齢化と呼ばれる人口構造の変化が経済,財政,社会保障に与える影響について,経済分析にもとづいて考察することを目的とする。
 前期は,以下のトピックについて,講義形式の授業をおこなう。
1.出産・結婚行動
2.少子化対策の有効性
3.労働力人口の将来予測
4.人口高齢化と所得分配
5.少子・高齢化のマクロ的影響
6.少子・高齢化と公的年金
7.高齢者の就業と公的年金
8.人口高齢化と医療費
 上記の参考書に加えて,参考にすべき文献リストを第1回講義時に指示する。
 後期は,演習形式とし,受講者に少子・高齢化,社会保障に関係した文献を報告してもらう。